BUMP OF CHICKENツアー[PATHFINDER]DVDのヤバさとショーとしての空間について

ブログ始めてみました。ぬるっと気持ち悪い長文が書きたかったんです。

 

BUMP OF CHICKENツアー[PATHFINDER]から約半年。

無事DVDが発売されたことによりぬるっと長文を書きたくなる内容でした。

 

まず選曲がやばい

やばい。新旧いろいろ織り交ぜてて、いろんな曲を幅広く、どの台のライト層でも楽しめる。メロディーフラッグとか死ぬ、pinkieで死ぬ。エバラスとかやるのやめろ、死ぬ。って感じでした。fire signのコーラスヒロが煽るのやめろ。普通に泣くんじゃ。下手だけど。煽り下手だけど。

個人的にはpinkieと友達の唄連続でやったのがやばかったです。なんか個人的にこの曲たちってセットなきがするんですよね。言ってることが同じっていうか。

ただただ演出がやばい

個人的にA4AのrayとかのMVあんま好きじゃないし、東京ドームのミク演出とかスゲェけどなあ。。。って思ってました。

それがただただ今回はまってるんですよね。うなるようなレーザーに呼応する映像。それにPixMobもうごく。静かな曲ではブロックごとに光る。上と床面にもLEDがある。他のサイトでも言われてたけどようやくここ五年くらいでBUMPは特効入れ始めて、その究極系だと思います。A4AのシンプルなVJもカラフルなVJも切ない光が舞うようなVJもすごくマッチしてる。

Youtubeに上がってるものにもあるけど、[ray]のレーザーがまるばつさんかくになってたり、足元にいろいろ写してたりと、観客の外に、メンバーのための演出が多いのも好印象。

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ぼくはVJの端くれとして、「映像も照明も光を用いたアートの一環で、それによって曲という主役を引き立たせる」というスタンスを取っています。その点このライブでは「映像」「照明」「今撮影されてるBUMP OF CHICKEN」の間の境界を感じない。全てが絶妙にマッチしている。ときに映像自体もレーザーに近い演出になる。モーショングラフィックスとカメラ映像が合成される。曲を、BUMP OF CHICKENを、作品にするための最善をA4Aは見事に演出している。これはスゲェぞと。たぶん照明もヤベェぞと。

俺照明やべぇなんて昨日YoutubeでVirtual Self見た時にしかいわねぇぞ。

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この照明はマジでやばい。頭おかしい。カメラ壊れてる気がするし。一回見てみたいわ。

 

BUMPの照明スタッフの話は、詳しくは後半へ。

カメラワークがやばい、編集もやばい。

これもずっといろんなところで言われてるけど、とにかく映像の切り替わりもエグいし、ピンでかっこよく寄って撮ったと思ったら、すぐに引きで、メンバーぼかしてお客さんにピンと当てたり、花道にメンバーが3人出てきたら三人が綺麗にはまるように撮るとか。ドラムのアングル感とか。ちょっと魚眼ぽい演出があったりとか。前回の[BFLY]の360度映像は正直失敗だと思うけど、ああなんか生半可なカメラワークへのこだわりじゃねぇってひしひしと感じる。そして今回ディゾルブがめっちゃ多くて。藤くんのアップと全体映像が透明度50位で重なってるみたいな。こんなんライブ映像で見たことねぇみたいな。編集がすごくいい。ただときどきレイヤー切れしてるのわざとなのか知らんけどめっちゃ気になる。

映像の色味もやばい。

とにかく色味がいい。明瞭、色彩、コントラストみたいな、映像よりも写真加工みたいに見える。レーザー激しく使う曲は明瞭すぎず色鮮やかだし、おとなしい曲は色み落としたり、[リボン]なんて白黒に近いし。でもガラスのブルースをはじめとしたいわゆる[ライブハウス間]がある曲はすごいくっきりした色味、コントラスト、明瞭感。ギターくっきり映りすぎててきもいなあってレベルで、これもA4Aだからできるんだろうなあって

映像にVJ合成してくる

いや、正直期待してました。アリアもやって欲しかったけど、虹とかGOとかでこれ見せたかったんやろうなあってところを映像に合成する。その瞬間家のテレビはライブ会場のディスプレイに同期されるわけですね。正直めちゃくちゃかっこいい。俺たまアリいるわってなる。僕の家はたまアリです。

総括

マジで今回のDVDやばいです、全人類買ってほしい。百人いたら百人別のところで楽しめる。pinkieの藤ヒロ可愛すぎる。演出かっこいいのにBUMPの仲の良さめっちゃ見える。曲ひたすらいい。トリケラトプスしてくれる。みんな買え。ただ最後に[PATHFINDER]のディスプレイ映して欲しかった。でもライブDVDとしては過去最高の出来です。ぼくは[WILLPOLIS]から追ってるけど、ツアーとしても[WILLPOLIS2014]並みの満足度があった。[WILLPOLIS]の映像作品としての完成度、というかあれはライブドキュメンタリーとしての雰囲気も良かったけど、今回のは映像作品として非常にレベルが高い。マジでチームラボから離れてA4Aに行ったの良かった。軽くA4A信者入った。

本当にクオリティ高くて最後スタッフロールあっていいくらいだったけど、歌詞カードの裏を見るとツアースタッフ一覧がある。それを入れようと言ったのが、メンバーなのかマネージャーなのかA4Aなのか事務所なのかは俺は知らない。でもこのスタッフ一覧があるのが熱い。このライブを、この作品を音楽以上に拡張しようという気持ちが伝わるし、絶対レーザーと照明の会社これみてオファーしてくるところ必ずある。そういう一種の広告性も感じてしまうくらいに全てにクオリティが高い。

最後に

途中でも言ったようにぼくはもともとA4Aアンチだった。でもそれ以上のクオリティを見せられた。本音を言えばライブハウスのBUMPも見たかったよ。でもそれ以上のものがここにある。

この規模まで来た時にぼくは「音楽」っていう形態に縛られる必要はないと思う。Perfumeはライゾマティクスとテクノロジーとしての可能性を提示してくれる。セカオワは一つのファンタジー空間として、遊園地のような演出をする。音楽以外にも野球もテーマパークやお祭り会場になる。そのなかでいまのBUMP OF CHICKENとA4Aの作品は紛れもなく、ライブ演奏を用いた音と光のショー空間で、それは二時間で全て消えゆくアートの提示だと思う。技術として最新鋭ではない、チャレンジしてるわけでもない。でもただただクオリティが高くすべてに整合性がある。もちろんときには映像ダサいなって思うところはあるけど、A4Aと組み、WILLPOLIS2014,BFLY,そしてPATHFINDERと徐々にクオリティが上がっていて今が最高潮かと思うくらいの中で、次にこのタッグが何を生み出すのかが楽しみでしかない。

もしも狭い空間で、陰湿に自分と他人の差異について叫び散らしてたブラウン管の中にいないBUMP OF CHICKENが好きだったあなたにも、いまのお別ればかりを歌う悲しげで陽気で過度な演出のなかで囁くBUMP OF CHICKENを液晶の中で見てほしい。

それでは。